皆様こんにちは!!
婚活メディアFROMEEEEの運営に参加させて頂いております。
愛知県名古屋市の結婚相談所NY.marriageの代表カウンセラー山下陽平です。
結婚相談所を利用して頂く最大のメリットは相手側の条件(独身かどうかや年収等)がある程度分かっているという事とその情報のエビデンスがしっかりと取れている事が最大の特徴です。
しかし相手に求める条件が具体的であればあるほど「理想の人に出会いたい」という気持ちが高まるもの。
しかし、その“理想条件”が、実はあなたの婚活を難しくしているかもしれない。
日本最大級の結婚相談所ネットワークを運営するIBJの成婚データをもとに、「条件婚の罠」の正体と、それを乗り越えて本当に幸せな結婚をつかむ人の行動とは何かを紐解いていきます。
■ 条件婚の罠とは何か?~バイアスに支配される婚活~
婚活が長期化している多くの人が、無意識に陥っている「意思決定の歪み」があります。これは、行動経済学でいう“認知バイアス”に起因するものです。
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現在バイアス:将来的に結婚したいと思っていても、今は仕事や趣味を優先してしまう。
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過信バイアス:年齢が上がるにつれて婚活市場での価値は変化するが、それを過小評価してしまう。
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サンクコストバイアス:過去の交際相手より条件を落としたくないという心理。
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選択過剰負荷:アプリなどで選択肢が増えるほど迷いが増し、決断できなくなる。
これらのバイアスは、行動を鈍らせ、結果として結婚のタイミングを逃す「条件婚の罠」に繋がるのです。
■ データが語る「条件」のリアル
◉ 年齢:若さはやはり武器。だが“今が最良の時”でもある
IBJのデータによると、初婚での成婚ピークは男性で30〜34歳、女性では20代後半〜30代前半に集中しています。特に30代前半の男性は、年齢的にも年収的にもバランスが取れており、成婚率が高い層です。女性は30代前半までが最も成婚しやすい傾向にあり、35歳を超えると成婚率は急激に下がります。
また、成婚退会をした会員とそうでない退会者を比較すると、平均年齢で3〜4歳の差がありました。つまり「若さ=魅力」という構図は依然として有効です。しかし、ここで重要なのは「過去の自分と比べて若い時期を逃した」ではなく、「今日の自分が一番若い」という発想です。年齢に焦るよりも、今すぐ行動に移すことが何より大切です。
◉ 年収:高ければ良いとは限らない
年収は、特に女性が男性に求める条件として常に上位にあります。しかし、実際には「高収入」だけでは成婚には直結しないというデータも出ています。
例えば、年収800〜900万円の男性でも、40代前半になると成婚率が30代よりも約12ポイントも下がる傾向がありました。つまり、いくら収入が高くても、年齢が上がると出会いの可能性は下がるのです。これは「年収」よりも「年齢」が重視される傾向が強くなっていることを意味します。
一方、女性については年収そのものが成婚率に大きく影響するわけではありませんが、年収を“公開”しているかどうかが大きく影響します。実際、年収を開示している女性は非公開の女性に比べて成婚率が約2倍高いという結果が出ています。これは、経済力の問題というよりも「誠実さ」や「安心感」に繋がる情報開示の姿勢が評価されていると言えるでしょう。
◉ 学歴:男性には明確な影響、女性は緩やか
学歴についても、男女で影響の大きさに差があります。男性は学歴と将来の収入・職業の安定性がリンクしやすいため、学歴が高いほど婚活市場での評価も高まる傾向があります。
実際に、大学卒の男性は高卒男性よりも成婚率が16.8ポイントも高く、明確な差が出ています。これは、将来の安定性や信頼感に繋がると受け取られることが多いからです。
一方で女性の場合は、学歴による差は男性ほど顕著ではありません。しかし、成婚率が最も高いのはやはり大卒の女性というデータもあり、「高すぎる学歴が敬遠される」といった極端な例は稀で、学歴が高いことが不利になることはほとんどありません。
■ 成婚者に共通する4つの行動特性
◉ 圧倒的な「行動量」
成婚に至る人たちの共通点として、まず挙げられるのが「出会いの数」です。IBJのデータによると、成婚者の平均お見合い回数は、男性で約4倍、女性で約2.5倍と、活動を終えた未成婚者に比べて圧倒的に多いのが特徴。つまり、婚活における出会いは「待つものではなく、自ら取りに行くもの」。行動量がそのままチャンスの量に比例することを、データが如実に示しています。
◉ 早期の「意思決定力」
成婚者の平均交際期間はおよそ4ヶ月。交際開始から成婚退会までが驚くほど早いことがわかります。この背景には、「最初から結婚を意識した真剣交際をしていること」、そして「ダラダラ交際を避け、価値観の擦り合わせを短期間で集中的に行っていること」が挙げられます。
婚活では、“迷っている時間”が最大の敵。行動と同じく、決断の早さも重要なスキルです。
◉ 情報の「オープンネス」
プロフィールや交際中のやり取りにおいて、「自分の情報をどこまで開示できるか」は、成婚率に直結する要素の一つです。「完璧に見せる」ことよりも、「誠実さ」や「安心感」を持ってもらえる開示のほうが、信頼関係を築く上では効果的。
たとえば、過去の恋愛経験や家族構成、将来の希望なども、オープンにすることで会話が深まり、相手との相互理解が進みます。
◉ 仲人による「おせっかい力」
婚活がうまくいく人は、結婚相談所のカウンセラー(仲人)の助言をうまく活用しています。自分だけでは気づけないバイアスや思い込みを修正してくれる“ナッジ(行動の背中をそっと押す仕掛け)”が、婚活には非常に有効です。「今がタイミングです」「相性は悪くありませんよ」といった第三者視点の後押しが、成婚への決断を促す重要なポイントになります。
つまり、成婚者は自分ひとりで頑張っているのではなく、プロのサポートを素直に受け入れ、活かすことに長けているのです。
■ まとめ
理想条件に固執することは、時に「ご縁」を遠ざける原因となります。年齢、学歴、年収——たしかに大事な要素ではありますが、それ以上に大切なのは「どんな人と、どんな人生を築きたいか」という視点。
結婚はゴールではなく、人生のスタートです。 条件だけでなく、その人の価値観・行動・未来への姿勢を見つめ直すこと。自分自身のバイアスに気づき、積極的に行動し、信頼できる仲人のサポートを得ながら進めていくこと。それが、あなたにとって「本当に幸せな結婚」を掴む一歩になるはずです。
























































































































































































































































































































































































































































